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授乳中は乳ガンになりにくい?授乳期のしこりの種類は?

      2016/12/29

元女性プロレスラーでタレントの北斗晶さん、フリーアナウンサーの小林麻央さんが「乳ガン」であることを公表しています。

 

私は、北斗晶さんの明るく元気でざっくばらんとした人柄や、清楚で素直で前向きな小林麻央さんに好感を抱いていたのと同時に、彼女達の家族へ向けられる大きな愛情の深さに「とても幸せな人生を送っているのであろう」といつも感じていました。

そんな中での「乳ガン」の公表は、私自身、同じ母親として大きなショックを受けました。

 

私のように、彼女達の「乳ガン」の告知によって、「自分がもし乳ガンになったら…」と恐怖心を抱いた方も多いのではないでしょうか?

 

現在、母乳育児が真っ最中のママ達にとっては「授乳と乳ガン」に関係があるのか、気になる方がいらっしゃるでしょう。

 

今回は「授乳が乳ガンの発生に与える影響」や「授乳中のしこりと乳ガンのしこりの違い」などについてご紹介します。

 

 

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授乳中の女性が乳ガンになる確率は?

「乳ガン」は、女性がかかるガンの中で、一番多いガンとなっています。

最近では、乳ガンの発生率が増えており「日本人女性の30人に1人が乳ガンにかかる」と言われているそうです。

乳ガンは、40~60代の女性に多いガンですが、中には、20代から発症することもあり、30代後半から急増する傾向にあります。

 

ところで「授乳中は乳ガンにならない」と聞いたことがある方はいらっしゃいますか?

「私は母乳育児中だから、乳ガンにならないはず!」と安心している方もいるのでは?

 

しかし、残念ながら「授乳中に乳ガンにならない」というのは、誤解です。

 

授乳中でも乳ガンになる可能性はあります。

 

しかし、授乳中に乳ガンになる確率は低く、乳ガン患者の全体の「1%程度」だと言われています。

とは言え、ゼロではありません。

 

特に、授乳中は、乳腺が発達しているため、乳ガンの検査を受けてもガンが見つかりにくく、万が一、ガン細胞があった場合、授乳中の女性ホルモンの影響で、一気にガンが進行することもあるそうです。

つまり、「授乳中は乳ガンになりにくい」けれど、乳ガンがあった場合「発見が遅れやすい」と言えるのではないでしょうか?

 

「乳ガンの早期発見が難しいなら、母乳育児をやめた方がいいのではないか?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、母乳育児を行っている女性は、ミルク育児を行っている女性よりも「乳ガンになるリスクが低い」ことが、研究結果で報告されています。

ミルク育児が進んでいる先進国の女性より、母乳育児が主流な発展途上国の女性の方が、乳ガン発生率が大幅に低くなっています。

乳ガンになるリスクは、「子供を1人産むごとに7%低下」し「母乳を1年間与えるごとに4.3%低下」するのだそうです。

 

つまり、「母乳育児を、ある程度継続して行う」ことは、乳ガンの発生リスクを減らすことに繋がるので、「乳ガンの早期発見が遅れる」ことを懸念して、母乳育児をやめてしまうのは、もったいないことだと思います。

授乳中のしこりの特徴は?

授乳中に、乳房にしこりを発見する方は珍しくありません。

しこりと言っても、すべて体に悪影響を及ぼすものではありませんので、どんなしこりがあるのか、知っておくことが大切です。

授乳中に見られるしこりには、いくつか種類があります。

 

★乳房の詰まりによるしこり

授乳中の代表的なトラブルに「乳腺炎」があります。

乳腺炎は、乳首が詰まって、母乳が乳腺の中に溜まってしまうことが原因です。

流れていかない母乳のせいで、乳腺が炎症を起こし、しこりとなって現れます。

乳腺炎になると、乳房にしこりが出来るだけでなく、乳房が熱を持って赤くなったり、皮膚がかゆくなってくることもあります。

乳腺炎が悪化すると、38度以上の高熱や悪寒を伴い、日常生活に支障をきたすこともあります。

乳腺炎によるしこりの場合、触るとグリグリ(コリコリ?)して、痛みを伴うのが特徴です。

乳腺の詰まりによって生じるしこりなので、乳腺のつまりを取れば、しこりは消えます。

 

★乳瘤(にゅうりゅう)によるしこり

乳瘤とは、母乳が「のう胞」と呼ばれる袋のような場所に溜まってできたものです。

乳瘤は、赤ちゃんの飲み残した母乳や、搾乳し切れなかった母乳が溜まってできることが多く、急に大きくなったり、小さくなったり、突然出来たり、数が増えたりします。

乳瘤は、卒乳後、自然と体内に吸収されてしまうことが多いそうです。

ただ、場合によっては、乳瘤が原因で、乳腺が詰まり、乳腺炎を引き起こすこともあるそうなので、気になる方は、赤ちゃんが飲み残した母乳を搾乳しておくと安心です。

 

★乳腺線維腺腫

乳腺線維腺腫とは、乳房内にできる良性のしこりのことで、思春期~20代に発症するケースが多いことから、女性ホルモンの影響ではないかと言われています。

自分では気づかなくても、もともと乳腺線維腺腫があった方は、授乳を行うことで乳腺が発達するのに伴い、しこりも大きくなって行き「母乳育児を開始して、初めてしこりの存在に気付いた」という方もいます。

乳腺線維腺腫のしこりの特徴は、平らで円形であり、固くて、触るとコロコロ動くそうです。

触っても痛みはありません。

しこりは、1個~複数できることもあり、両方の乳房にできることもあります。

乳腺線維腺腫は、授乳に影響を与えるほど大きくなることはなく、卒乳して乳腺が元の大きさに戻れば、しこりも小さくなるため、経過観察でいいそうです。

しかし、しこりがあまりにも大きくて、見た目が気になるほどであれば、手術で取り除くこともできます。

 

★乳腺症によるしこり

乳腺症とは「乳房に出来た、通常とは異なる症状全般」のことを指し、特定の症状を指すものではありません。

乳房のしこり、痛み、張り、乳首からの分泌物など、女性ホルモンの影響で生じる乳房の変化を、まとめて「乳腺症」と呼び、ある意味、生理的な原因で生じる症状です。

乳腺症のしこりの特徴は、痛みが伴います。

授乳中に、よく乳腺炎にかかった方や、授乳期間の短かった方は、乳腺症になりやすいと言われています。

乳腺症の検査は、乳ガンと同じ検査を行うので、検査結果が出るまでは、不安が付きまとうことでしょう。

しかし、乳腺症と診断された場合、乳腺症のしこりは、乳ガンへ発展しませんので、気にし過ぎなくて大丈夫です。

 

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授乳中のしこりと乳ガンのしこりの違いは?

前述したとおり、乳房にできるしこりにはいくつか種類があり、健康に悪影響を及ぼさないものもあります。

授乳中にできる「心配いらないしこり」の特徴として「しこりに痛みを伴う」ことが上げられます。

また、しこりの原因を取り除くことで「しこりがなくなる」「しこりが小さくなる」のも特徴です。

 

一方、乳ガンによるしこりの場合、「しこりに痛みを伴わない」ケースがほとんどです。

もちろん、大きくなった乳ガンの場合は、痛みを伴うこともありますが、乳ガンが進行してしこりが大きくなった場合でも、痛みを感じない人も多くいらっしゃるそうです。

そして、乳ガンの場合、「しこりは消えず」「場所が変わりません」。

ゆっくりではあるものの、しこりは「着実に大きく」なります。

 

しこりについて、自己判断するのは危険です。

気になるしこりがあれば、病院へ行くようにしてくださいね。

乳がんのリスクが高い人の特徴は?

乳ガンになりやすい人には、特徴があります。

 

例えば、

 

★出産経験がない

★授乳経験がない

★初産が30歳を超えていた

★初潮が早い

★閉経が遅い

★家族に乳ガンになった人がいる

 

もちろん、食事や生活習慣、ストレスなども乳ガンの発症と関わっていますので、当てはまらなくても乳ガンになる可能性はあります。

 

母乳育児につきまとう「乳腺炎」ですが、乳腺炎と乳ガンの発症には関係はありません。

何度も乳腺炎になったからと言って、乳ガンの原因になるわけでもないし、後々、乳ガンのリスクが上がるということもありません。

安心して、母乳育児を行って下さいね。

授乳中でも乳がん検診を受けるべき?

乳ガンの早期発見のために、乳ガン検診を受ける人が増えているようです。

しかし、授乳中は、乳腺が発達しているため、検査が正確に行われない可能性が高いそうです。

一般的に「授乳中の乳ガン検診は推奨されてない」と言われています。

 

そのため、授乳中は「セルフチェック」をすることが重要になってきます。

毎日、お風呂で体を洗う時に、せっけんをつけた手で、乳房を撫でるようにしましょう。

 

セルフチェックのポイントは、「普段と変わりがないか?」をチェックすることです。

「しこり」や「異常」を見つけようとするから「セルフチェックは難しい…よくわからない…」と感じてしまうので、異常を見つけるのではなく、「昨日と同じ乳房の状態か」の確認をするようにしてみましょう。

 

痛みがあっても、しこりがあっても「いつもと同じ」なら問題ないのです。

 

また、卒乳してしばらく経っても、女性ホルモンの影響によって、乳首から母乳のような汁が分泌されることがあります。

もし、分泌物が黄味を帯びていたり、血液が混じっている場合は、乳ガンの疑いがあるそうなので病院へ行くようにしましょう。

乳ガンだとわかった場合でも授乳はできる?

万が一、母乳育児真っ最中のときに、乳ガンが発症したら、赤ちゃんへ母乳を与えることはできるのでしょうか?

 

答えは「できる」です。

 

たとえ、乳ガンになっても、母乳を通じて赤ちゃんへ悪影響を与えることはありませんので、安心して授乳して下さい。

まとめ

私は、彼女達の乳ガンを知ったとき、他人事には思えませんでした。

なぜなら、私の母親も乳がんで亡くなっているからです。

そして、誰でもガンになる可能性があるからです。

たとえ、乳ガンは治癒の可能性が高いガンだとは言え、私の頭の中には「死」という言葉が頭の中をよぎります。

私が今「死」に直面することになったら、何を思うだろうかと考えてみました。

まだやりたいことがたくさんあるし、人生もっと楽しみたいし、まだまだ勉強だってしていきたい。

しかし、自分の人生だけを考えれば、この世に未練はあっても、諦めることができると思います。

私が一番辛いのは、私がいなくなった後に残される子供達のことです。

現在、母乳育児を行っているママは、お子さんがまだ幼いですよね?

「ママがいなくなったら、誰がこの子を育てるのだろう?」「誰がこの子に溢れる愛情を注ぐのだろう?」と思うと、胸が張り裂けそうになりませんか?

北斗晶さんにも小林麻央さんにも、お子さんがいらっしゃいます。

まだまだママの愛情、ママの存在を必要とする年齢ですよね。

そんな彼女達の気持ちを考えると、私は同じ母親として、辛くやり切れない気持ちになります。

再び、彼女達の元気な笑顔が見れることを、心から願っています。

 

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 - 母乳育児と乳ガン

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